「子供が英語に興味を持ち始めたから、英検5級を受けさせてみたい」 「周りのお友達が合格したと聞いて、うちの子もそろそろ……」
そう思い立ったものの、書店に行くと棚一面に並ぶ参考書の山を見て、途方に暮れてしまった経験はありませんか? 英検5級は、多くのお子様にとって**「人生で初めて受ける公的な試験」**になります。
ここで大切なのは、単に合格することだけではありません。「自分は英語ができるんだ!」という成功体験を与え、これからの英語学習への自信を育むことです。
その成功の鍵を握っているのが、**「子供に合ったテキスト選び」と「親の正しいサポート」**です。
この記事では、**「英検5級 おすすめ テキスト」**というキーワードで検索されている保護者の方に向けて、教材選びのプロ視点から厳選したテキスト紹介はもちろん、購入後の学習法、親の関わり方まで、合格に必要なすべてを徹底解説します。
1. 敵を知る:英検5級とはどんな試験か?
テキストを選ぶ前に、まずはゴールを確認しましょう。
レベルと合格率
英検5級のレベルは**「中学初級程度」**とされています。具体的には中学1年生で習う英語の範囲です。 「中学生レベルなんて、小学生には難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、現在は小学校でも英語教育が必修化されており、多くの小学生が受験しています。
- 試験構成: 筆記(25分)・リスニング(約20分)
- 満点: 850点満点(CSEスコア)
- 合格ライン: 正答率6割程度が目安
- 合格率: 80%以上(非常に高い合格率です)
なぜ小学生のうちに受けるべきなのか
最大の理由は**「英語への肯定感」**です。 中学校に入ると、英語は「教科」になり、テストの点数で評価されるようになります。その前に「英検合格」という勲章を持っていると、英語の授業に対して「自分は得意だ」というポジティブな姿勢で臨むことができます。この「先行逃げ切り」のメンタルを作るために、5級は最適なツールなのです。
2. 失敗しない!「おすすめテキスト」を選ぶ3つの鉄則
大人の資格試験と違い、子供(特に小学生)のテキスト選びには独特のポイントがあります。
①「漢字にフリガナがあるか」は死活問題
英検5級のテキストの解説文には、漢字が多く使われています。「解説が読めないから勉強が嫌になる」というのは、実は一番多い挫折パターンです。 **「全ページフルカラー」で、かつ「すべての漢字にルビ(フリガナ)が振ってある」**ものを選んでください。
② 音声が「スマホ」ですぐ聞けるか
CD付属のテキストも多いですが、今の時代、わざわざCDプレーヤーを出して勉強するのは子供にとってハードルが高いです。 QRコードを読み込んでスマホですぐに音声が再生できるもの、あるいは専用アプリがあるものを選びましょう。親御さんのスマホからすぐに音を流せる環境が、学習のハードルを下げます。
③ キャラクターやイラストの「相性」
大人は「情報の網羅性」で選びがちですが、子供は「見た目」で選びます。 真面目な解説書よりも、好きな雰囲気のイラストやキャラクターが登場する本の方が、テキストを開く回数は圧倒的に増えます。最終的にはお子様と一緒に書店に行き、見比べることをおすすめします。
3. 【目的別】英検5級おすすめテキスト厳選5選
ここからは、数ある教材の中から「これを選べば間違いない」というテキストを厳選してご紹介します。
【総合書】迷ったらまずはコレ!
『英検5級 ひとつひとつわかりやすく。』(学研プラス)
「英検5級 おすすめ テキスト」の検索結果でも常に上位に君臨するベストセラーです。 この本の特徴は、とにかく**「スモールステップ」**であること。 左ページにイラスト付きの簡単な解説、右ページに練習問題という構成がシンプルで、1回分の学習が短時間で終わります。難しい文法用語(「三人称単数」など)を極力使わず、「英語のルール」として優しく解説している点が秀逸です。
- おすすめ対象: 英語学習が初めての子、コツコツ進めたい子
【ドリル】勉強嫌いな子を変える
『小学生のための英検5級 合格ドリル』(旺文社)
タイトル通り、小学生に向けた工夫が満載です。 オールカラーで、かわいいキャラクターが先生役となって教えてくれます。解説が「会話形式」で進むため、漫画を読むような感覚で取り組めます。また、最後に「修了証書」がついているなど、子供のやる気をくすぐる仕掛けも魅力です。
- おすすめ対象: 小学校低学年〜中学年、堅苦しい勉強が苦手な子
【単語帳】合格の基礎体力をつける
『英検5級 でる順パス単』(旺文社)
英検は、極論を言えば「単語さえわかれば7割解ける」試験です。 この単語帳は、試験に出る頻度が高い順(Aランク、Bランク……)に並んでいるため、最初の方を覚えるだけでも合格に大きく近づきます。無料アプリ「英語の友」と連携しており、ゲーム感覚で音声を聞きながら単語チェックができます。
- おすすめ対象: 全員(総合書とセットで持っておきたい1冊)
『音声アプリ対応】英検5級 絵で覚える短熟語』(旺文社)
このテキストは、従来の単語帳とは一線を画し、**「英単語の学習=楽しい作業」**に変えてくれる、非常に優れた教材です。
一般的な単語帳が「英語 ⇔ 日本語」のリストで構成されているのに対し、この教材は**「英語 ⇔ 絵 ⇔ 日本語」**という流れで覚えます。
アプリで聞く: 全ての単語に音声が付いており、専用アプリやQRコードで簡単にアクセスできます。単語を見ながら聞くことで、リスニング対策も同時に行えます。
絵で意味を理解: 単語が抽象的な文字情報ではなく、具体的なイメージ(絵)と結びつくため、意味の定着率が格段に上がります。特に小学校低学年のお子様や、まだ日本語の語彙が少ないお子様でも、直感的に意味を把握できます。
おすすめ対象: 低学年のお子様や文字より絵で覚える方が好きなお子様に最適
【過去問】敵の動きを知る
『英検5級 過去6回全問題集』(旺文社)
通称「赤本」。実際の過去問が6回分収録されています。 どんなにテキストで勉強しても、本番の形式(問題冊子とマークシート)に慣れていないと、子供はパニックになります。テキストを一通り終えたら、必ずこの過去問に取り組みましょう。
- おすすめ対象: 試験の1ヶ月前〜直前期
【予想問題】本番形式に慣れる
『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』(旺文社)
過去問をやるにはまだ早いが、実践的な問題を解きたいという場合に最適です。1日1回分、計7日間で完結するように作られています。短期集中で仕上げたい場合や、過去問をやり尽くしてしまった場合の追加教材として優秀です。
- おすすめ対象: 試験まで時間がない人、最後の総仕上げ
4. テキストを買った後にやるべき「1ヶ月合格スケジュール」
良いテキストを買っても、本棚に飾っているだけでは合格できません。ここでは、試験1ヶ月前から始める標準的なスケジュールをご提案します。
第1週:英語に慣れる・単語を眺める
最初の週は「勉強」と思わせないことが重要です。
- 単語帳: 『絵単』『パス単』のアプリ音声を流し聞きする。単語を見て意味が言えるかクイズを出し合う。
- 総合書: 『ひとつひとつわかりやすく。』などのテキストを、まずはパラパラと眺める。「こんな絵があるね」と興味を持たせる程度でOK。
第2週:文法(並べ替え問題)の攻略
少しずつ問題を解いていきます。 英検5級の筆記試験で子供がつまずきやすいのが**「並べ替え問題」**です。「I / tennis / play」を正しい順序にするような問題です。 テキストの解説を読みながら、主語→動詞の順番のルールを感覚的に掴ませます。ここは親御さんが少し一緒に見てあげるとスムーズです。
第3週:リスニング強化週間
ここが合格の最大のポイントです。 テキスト付属の音声を使い、**「聞いて、真似する」**練習をします。 また、過去問のリスニングパートだけを解いてみるのも良いでしょう。小学生は耳が良いので、大人よりも早くリスニング力が伸びます。ここで自信をつけさせましょう。
第4週:過去問でリハーサル
いよいよ総仕上げです。
- 時間を計る: キッチンタイマーを使い、本番と同じ時間配分で解く。
- マークシートを使う: 実際に塗りつぶす練習をする(ズレて塗ってしまうミスを防ぐため)。
- 見直しをする: 間違えた問題だけをピックアップして解説を読む。
5. ここが合否の分かれ目!リスニング対策の極意
英検5級の配点は、筆記とリスニングがほぼ半々です。 しかし、小学生にとって**「筆記で点を取るのは難しいが、リスニングで点を取るのは簡単」**という傾向があります。
まだ文法理解が未熟でも、耳から入る情報は直感的に理解できるからです。 おすすめの対策は、**「テキストの音声をBGMにする」**こと。 朝食の時間や、車での移動中にテキストの音声を流しっぱなしにしてください。子供は意識していなくても、英語のリズムを耳で覚えます。
「リスニングで満点を取って、筆記のミスをカバーして合格する」。これが小学生の英検5級の勝ちパターンです。
6. 「勉強しなさい」は逆効果?親のサポート・声掛けマニュアル
親の役割は「ティーチャー(先生)」ではなく「マネージャー(管理・応援)」です。
× NGな声掛け
- 「さっさとやりなさい!」(強制は英語嫌いを作ります)
- 「なんでこんな簡単なのがわからないの?」(子供のプライドを傷つけます)
- 「もっと綺麗に書きなさい」(英検はマークシートです。文字の綺麗さは今は二の次です)
○ OKな声掛け・サポート
- 「今日はどのページやる?ママ(パパ)に見せて」
- 決定権を子供に持たせつつ、関心を持っていることを伝えます。
- 「すごい!先週はわからなかった単語なのに、今は読めてるね!」
- 結果(点数)ではなく、プロセス(成長)を褒めます。
- 「一緒にマル付けしようか」
- マル付けは親がやってあげてください。大きな「花マル」をつけてあげるだけで、子供のモチベーションは爆上がりします。
また、リビング学習をおすすめします。親が料理や仕事をしている横でテキストを開かせ、「いつでも質問していいよ」という空気を作ることが、安心感につながります。
7. よくある質問(Q&A)
Q. うちの子、まだアルファベットが怪しいのですが……。
A. まずはアルファベットの練習から始めましょう。5級のテキストに入る前に、アルファベット練習帳を1冊挟むのが急がば回れです。読めない文字があると、テキストを開くのが苦痛になってしまいます。
Q. 従来型の試験とCBT(パソコン受験)、どっちがいい?
A. 小学生、特に低学年なら**「従来型(紙の試験)」**をおすすめします。 マウス操作や画面上の文字を読むことに慣れていない場合、英語力以前の問題で疲れてしまうからです。会場の雰囲気を感じるのも良い経験になります。
Q. もし不合格だったらどう声をかければいい?
A. 「惜しかったね!でもここまで頑張った実力は消えないよ。次は絶対受かるよ!」と励ましてください。 そして、スコアを見て「リスニングは合格点取れてるじゃない!」と、良かった部分を具体的に褒めてください。
8. まとめ:英検5級は親子のプロジェクト
英検5級は、お子様が一人で立ち向かうには少し早い挑戦かもしれません。 しかし、適切な**「おすすめテキスト」**を選び、親御さんが温かくサポートすることで、必ず合格への道は開けます。
合格証書が届いた時の、お子様の誇らしげな顔を想像してみてください。 「英語って楽しい!」「自分ならできる!」 その自信は、将来どんな勉強をする時にも、お子様を支える大きな力になるはずです。
さあ、まずは今日、お子様と一緒に本屋さんへ行ってみませんか? お気に入りの一冊を見つけることが、合格への第一歩です。
追伸:次に親御さんができること
この記事を読んでテキストの目星がついたら、次は具体的な学習計画です。
「トイレや壁に貼れる!英検5級 重要単語&フレーズ集(PDF形式)」や、「書き込み式:30日合格カレンダー」**などを作成したいと思います
お子様の英語デビューが、素晴らしい体験になりますように。心から応援しています。


