令和6年度 社労士試験 合格ラインと救済科目予想【各予備校 合格基準点のまとめ】

社労士合格ライン 救済科目 各予備校まとめ 社労士合格へのアドバイス

 

 令和6年度 社会保険労務士試験が 2024年8月24日(日)に実施されました。

 今回の試験は、択一式問題が難しかったようです。

特に健康保険法は、1問目から6問目まで確実に正解枝を選ぶことができず、基準点の4点を取れなかった方もいたのではないでしょうか。

ここまで、傾向が変わると作問者が変わった可能性もあります。昨年より択一の合格基準点は確実に下がるでしょう。

 選択式問題は、全体的には取れやすいと言われていますが、労働一般などは3点確保するのも難しいと感じます。

令和6年度社労士試験では、択一合格ライン ギリギリの受験生、また、選択式問題では、科目基準点2点の受験生も多くいると思います。

今回の社労士試験 合否のポイントは?

  • 択一試験の合格基準点
  • 択一式 健康保険の補正(救済措置)
  • 選択問題 労働一般の補正(救済措置)

これらの点で今回の社労士試験で合否を分ける方はたくさんいると思われます。

この記事では、過去の合格基準点を振り返り、 合格基準点がどうやって決まるのか?

現在 各予備校が予想する 択一合格基準点 救済科目予想をまとめて紹介します。

社会保険労務士試験 合格基準点の考え方について

社労士試験の合格基準については、わかりやすいように 厚生労働省が平成12年度より、次の条件を合格基準点と決定しています

選択式総得点40点中28点以上
(12年度平均点 25.9点)
※満点の7割以上
選択式各科目5点中3点以上
択一式総得点70点中49点以上
(12年度平均点 35.1点)
※満点の7割以上
択一式各科目10点中4点以上

上記の基本となる合格ラインが決められており、毎年の全受験生の採点結果から合格基準点が計算されます。

①総得点・・・今年の平均点と前年の平均点との差 ➕ 前年の合格基準点

 特別ルール

 ※小数点第一位以下四捨五入 四捨五入された端数は、次年度以降にキャリーオーバーし、
±1点になれば合格基準点に反映   
しかし例年の合格率より差が大きくなった場合は、±1しない

※②の科目別補正を2科目以上して例年の合格率(10%程度)より高くなれば基準点を➕1する

②科目別基準点(救済があるかどうか)・・・得点分布

各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)未満が5割以上、
かつ引き下げ後に合格基準点に達しない人が3割以上であれば基準点が引き下がる

要するに

選択式 2点以下 50%以上 かつ 1点以下 30%以上

択一式 3点以下 50%以上 かつ 2点以下 30%以上

であれば補正が行われるということです。

厚生労働省が以下合格基準の考え方の原文

        〜社会保険労務士試験の合格基準の考え方について〜
 
上記合格基準点については、各年度毎の試験問題に難易度の差が生じることから、試験の水準を一定に保つため、各年度において、総得点及び各科目の平均点及び得点分布等の試験結果を総合的に勘案して補正を行うものとする。

(1) 総得点の補正
1 選択式試験、択一式試験それぞれの総得点について、前年度の平均点との差を少数点第1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする(例えば、差が△1.4点なら1点下げ、+1.6点なら2点上げる。)。※ 前年の平均点との差により合格基準点の上下を行うが、前年に下記3の補正があった場合は、3の補正が行われなかった直近の年度の平均点も考慮する。

2 上記1の補正により、合格基準点を上下させた際、四捨五入によって切り捨て又は繰り入れされた小数点第1位以下の端数については、平成13年度以降、累計し、±1点 以上となった場合は、合格基準点に反映させる。ただし、これにより例年の合格率(平 成12年度以後の平均合格率)との乖離が反映前よりも大きくなった場合は、この限りではない。

3 下記(2)の各科目の最低点引き下げを2科目以上行ったことにより、例年の合格率と比べ高くなるとき(概ね10%を目安)は、試験の水準維持を考慮し合格基準点を1点足し上げる。

(2) 科目最低点の補正

各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。
ただし、次の場合は、試験の水準維持を考慮し、原則として引き下げを行わないことと する。

i) 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合
ii) 引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合

社会保険労務士試験 過去の合格基準

試験年度合格率救済科目選択総合得点択一総合得点
令和5年6.4%なし26点45点
令和4年5.3%なし27点44点
令和3年7.9%労働一般 1点  国民年金 2点24点45点
令和2年6.4%労働一般 社会一般 健康保険 2点25点44点
令和元年6.6%社会一般 2点 26点43点
平成30年6.3%社会一般 国民年金  2点23点45点
平成29年6.8% 雇用保険 健康保険 2点24点45点
平成28年4.4%労働一般 健康保険 2点23点42点
平成27年2.6%労働一般 社会一般 健康保険 厚生年金 2点21点45点
平成26年9.3%雇用保険 健康保険  2点26点45点
平成25年5.4%社会一般 1点
労災保険 雇用保険 健康保険 2点
21点46点

最高合格率は、平成26年  9.3%  

最低合格率は、平成27年 2.6%

過去約10年間の合格基準点

択一式試験 70点満点中 42点〜45点

選択式試験 40点満点中 21点〜27点  

ゆるぱぱ
ゆるぱぱ

選択式はかなり幅があるなぁ

各予備校 合格ライン 救済科目 予想 まとめ

各予備校の合格ラインと救済科目の予想を まとめました。

予想資格の大原クレアール(斉藤講師)TACアルガード佐藤塾ヤマ予備
選択合格基準点26点26点26点26点
27点
26点27点
選択補正科目なし労一2点なしなし労一2点
可能性有
択一合格基準点44点42点43点44点
43点
43点42点
択一補正科目なし労災3点
健保3点
なしなしなしなし

選択式は、取りやすい問題が多かったのか

ほとんどの予備校は、前年と同じか➕1点 26点から27点 「補正はなし」と予想しており

補正がある場合でも 労働一般があるかどうかです。

択一試験は、難易度が高かった為 昨年より ➖1点から➖3点の42点から44点の予想です

今まで 択一が補正がなかった為、補正なしと予想しておりますが

クレアールの斉藤講師は 労災 健保は補正の可能性があると分析しています。

令和6年10月2日(水)合格発表の結果

労一 2点補正がありました。

選択式 25点 択一式 44点

選択式は、25点は全予備校 ハズレ

労一の2点補正は、クレアール斎藤講師と佐藤塾が当たり

択一式 44点 は資格の大原が見事当ててました

流石に、択一の補正はなかったですね

まとめ

今回の社労士試験は、選択問題に関しては、ここ数年の傾向通り 基本的な内容が多く、取りやすい問題だったようです。

しかし、択一試験は大波乱 

健康保険法の問題が問1から問6まで難しく、今までにない択一の難しさだったようです

択一試験の合格ラインは、昨年より下がるのは間違いないでしょう

社労士オフィシャルホームページに 試験委員が発表されておりました

やはり、健康保険法の担当作問者が2人変わってました。。。

社労士試験オフィシャルサイト

択一の合格ラインを確実に超えている方は、素晴らしい実力だと思います

択一の合格ライン42、43点の方は、もうドキドキですよね

発表の結果、昨年よりー1点の44点となってしまいました。選択基準点満たしていおり択一43点の方は、かなり悔しい思いをされてると思います

今までずっと勉強し続けきた皆さんは、素晴らしいです。

誰から言われた訳でもなく、自分自身で社労士試験という難関資格に挑んだ自分を褒めてあげてください。

そして、今まで我慢してきた事を解放し、好きなことを思いっきりやってくだいね。

もし、不合格であっても 社労士試験は、

社労士試験合格の平均回数は3〜4回なので、1、2回ダメでも諦めないでください

僕は7回目で、どうにか合格できました

できるだけ短い期間で合格する為にも、通信講座を使えば効率良く学習を進められますよ

ゆるぱぱ

社労士試験に7回目でどうにか合格
仕事、育児に奮闘しながら、ゆるーく勉強を続けました。長期間の勉強経験を活かして、これから社労士を受験する方へ
試験に関するお役立ち情報をブログ配信していきます。

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