社労士試験の合格率は ここ数年間 5%〜8%で推移しています。
過去10年間の合格基準点、合格率、合格点、救済科目を推移を見てみましょう。
また、どうして、合格率が低いのかの理由を3つあげていきます
社労士試験 過去10年間の合格率推移過去10年間 社労士 合格基準点 救済まとめ
試験年度 | 合格率 | 救済科目 | 選択総合得点 | 択一総合得点 |
令和5年 | 6.4% | なし | 26点 | 45点 |
令和4年 | 5.3% | なし | 27点 | 44点 |
---|---|---|---|---|
令和3年 | 7.9% | 労働一般 1点 国民年金 2点 | 24点 | 45点 |
令和2年 | 6.4% | 労働一般 社会一般 健康保険 2点 | 25点 | 44点 |
令和元年 | 6.6% | 社会一般 2点 | 26点 | 43点 |
平成30年 | 6.3% | 社会一般 国民年金 2点 | 23点 | 45点 |
平成29年 | 6.8% | 雇用保険 健康保険 2点 | 24点 | 45点 |
平成28年 | 4.4% | 労働一般 健康保険 2点 | 23点 | 42点 |
平成27年 | 2.6% | 労働一般 社会一般 健康保険 厚生年金 2点 | 21点 | 45点 |
平成26年 | 9.3% | 雇用保険 健康保険 2点 | 26点 | 45点 |
平成25年 | 5.4% | 社会一般 1点 労災保険 雇用保険 健康保険 2点 | 21点 | 46点 |
最高の合格率は、平成26年 の 9.3% 最低合格率は 平成27年 の 2.6%です。
択一式試験の合格基準点は、70点満点中 42点〜45点
選択式試験の合格基準点は 40点満点中 21点〜27点
6割強から6割5分の合格ライン 7割でほぼ合格確実となります
6割強で合格できるの?と簡単に思うかもしれませんが、
この6割 択一の40点に乗せるのは、かなりの努力が必要です。
そこから合格ラインまで、到達する為にも、もうひと踏ん張り必要です。
一回読んだら、憶えてしまうような、いわゆる天才、と言われる人はさておき、
多くの方は、度重なる努力の結果 ようやく合格できる試験です
僕は、7回目でようやく合格までたどり着く事ができました。
途中で挫折してしまう方も多いですが、諦めず、続けていけば必ず合格できると信じて勉強を続けましょう!
社労士試験の合格率が低い理由
試験の範囲が広い
労働基準法・労働安全衛生法・労働者災害補償保険法・雇用保険法
健康保険法・国民年金法・厚生年金法
労務管理その他の労働に関する一般常識・社会保険に関する一般常識
試験科目が10科目あります。
そのうち一般常識は、厚生労働白書・統計も入っており範囲が明確でなく、全て網羅しようと思うと膨大な情報量になります。
さらに、最初やった科目を忘れないように10科目記憶をキープして試験日まで持っていくのが大変です。
選択式科目に足切りがある
過去10年間でも、ほぼ毎年のように選択式の補正が行われています。
それだけ各科目 5点中 3点取るのが難しいのです。
ここ2年は、選択式試験の補正はなく、奇問・難問がなく、解答しやすい問題になっていますが
いつまた 令和3年度のように 労働一般 5問 『全て統計名称』のような
想定外の問題が出題されるかわかりません。
択一式・選択式の総得点がいくら高くても、選択式試験で1科目でも基準点に満たさなければ不合格になってしまうのです。
毎年法改正があり、知識の更新が必要
社労士試験は 平均3〜4回といわれています
ほとんどの方が複数回受験となっています。そのままの知識を維持すれば良いのではなく毎年、法改正があるので知識を更新しないといけません。
年数を重ねるほど、前の改正と混乱してしまいます。
僕は、僕は、6回更新しました。数字を覚え直すのが、大変です。
複数回受験となっても
前年、800時間やったら、次年度、400時間で良いということにならず
同時間かあるいはそれ以上の勉強を費やして、合格を勝ち取るものだと思っておいた方が良いでしょう
まとめ
社労士試験、合格率は6〜7%
合格するには、6割5分程度で簡単に思えるが、それが難しい
その理由に
①試験範囲が広く、10科目すべての知識を試験日まで維持していく必要がある。
②科目ごとに基準点があり、特に選択式問題は、基本5問中3問 取らなければならなく、
1科目ミスれば、不合格になってしまう。
③毎年、法改正があり、知識を更新して覚え直す必要がある。
独学で合格するのは、さらに難しいです。
こちらの記事では、少しでも合格を手助けする おすすめのサイトを紹介します。