社労士試験には、択一試験と選択式試験があります。合格率が低い理由の一つは、選択式試験に足切りがあるからです。
択一式は合格ラインを達していても、1科目選択式が基準点が取れないで不合格になる方はたくさんいます。最終的には選択式試験をクリアすることが、社労士試験合格の大きなカギとなるでしょう。
選択式はいつからするのが、良いでしょうか?
結論は、最初から選択式問題を意識して勉強に取り組む。
択一試験の基準点45点クリアしてから本格的に、選択式問題集を始める
この記事では、選択式の勉強法と独学者の為のおすすめの選択式問題の参考書を紹介します。
社労士の選択式はいつから勉強すればよいか
選択式対策の本格的に始めるのは、択一式の合格ライン45点ぐらい取れるようになってからで良いです。
何故なら、択一式が合格基準点に近づくと、自然に選択式試験も出来るようになるからです。
まずは、択一合格ラインを目指してから、選択式問題の勉強を始めましょう
しかし、択一の一問一答ばかり解いているのは得策ではありません。
択一問題をやっている時から選択式を意識して、問題に取り組むのです。
大切なのは選択式を意識して、勉強すること
機械的に一問一答ばかり、解いていても実力は伸びません。特に、テキスト読みは、選択式試験に超重要な勉強法です。
僕も、最初は、テキストだけ読むことは、退屈なのでやっていませんでした。
しかし、合格した年は、選択式対策でテキストを読むことの重要さに気づき、択一問題の単元を解いたあとに、必ずその単元を通して、読み返しました。
問題解いた後にテキスト読みをするのがコツです。
テキスト読んだ直後だと、記憶の確認にならず、簡単に解けてしまうからです。
問題を何周かしたら、
本当に憶えているかの確認の為に、先に問題を解いてから、テキストを読むようにしましょう。
社労士独学におすすめの選択式問題集
資格の大原 解いて覚える!社労士 選択式トレーニング問題集 (合格のミカタシリーズ)
社労士24で有名な資格の大原から出版されている問題集
予備校の受験生と同じ選択式問題なので、本試験での傾向をつかんだ良問で構成
全9冊
安衛生法、労災法、厚生年金、社一は 880円
労基、雇用、労一、健保、国民年金は 980円
あくまで、択一合格ライン見えてから購入するようにしましょう。
余裕がなければ、選択で足切りの可能性が大きい労働一般、社会一般のみ購入するのも良いでしょう。
巻末には、過去に出題された選択問題が掲載されています。
どういった問題が出題されてきたのか、分析しておきましょう。
労働一般は、ほぼワードの解答、細かな数字などは出されていないね
平成23年度の 労災保険法 選択問題 こんなの出たら太刀打ちできません
こんな奇問・難問が出ることもあるという認識は持っておきましょう。
そういった問題が出た場合は、補正が行われる事が多いです。
(平成23年度の 労災保険法 選択問題こちらの問題も2点救済あり)
落ち着いてどう対応するか事前に練習しておきましょう。
- グルーピング
- 前後の文章での判断
- 自分が今まで養ったてきた常識
をフルに活用して乗りる練習をしておきましょう。
みんなが欲しかった! 社労士合格のツボ 選択対策 2024年 [合格力をしっかりつける333問!](TAC出版) (みんなが欲しかった!社労士シリーズ)
択一試験の合格のツボは、有名ですが、
選択式問題も、基本問題が多く厳選された333問となってます。
択一問題の重要ポイントも書いており、選択式をしながら、択一の要点確認にもなります。
合格革命 社労士 4択式問題集 比較認識法(R)で選択対策 2024年度 [4択式問題×作問者思考×比較認識法で合格力アップ!](早稲田経営出版)著者 岡 武史
著者はTACの講師 岡武史先生
どこかで、聞いたと思ったら 日本代表の元監督
あっそれは、岡田武史だった・・・・・
岡先生は、宅地建物取引士の講座も担当されています。司法書士や行政書士の資格も取得しており、
実力はビカ一です。
独自の比較認識法という解答方法が注目です。
社労士の混乱しやすい、各横断の比較を通して、推論力を向上させます。
選択式問題は、 1問に空欄1つ、選択肢4つで構成されてます。
作問者思考という、問題を作った人がどういうふうな意図で問題を作ったかを考え
他の横断的な単語と違いを比較することで、選択式特有の問題対応力が身につきます。
択一式はこちら
答えが全部❌(バツ)の ❌問式問題集
なぜ❌か?という作問者の出題の意図(作問者思考)を常に意識することできるようになり、
知識向上につながります。
社労士 テキストはいらないのか
問題集のみ購入して、テキストを使わないで社労士試験にチャレンジしようと思われた方
絶対にやめましょう!!
僕も初受験では、テキスト購入せず試験に望みましたが、テキストなしで合格はあり得ないと気付きました。
まず、テキストをすべてを網羅した問題集はありません。
10年間以上前では、本試験で、過去問と全く同じような問題が出題される事がありましたが、
今はほとんど無いです。あっても、少し内容を変えた問題です。
選択式問題では、テキストの太字部分が出題されるので、それらは殆どの受験生が解答できます。
テキストを何回も、読んでいると選択式問題でワードを思い出せる事ができます。
社労士試験合格の為には、テキストは必須です。
社労士は独学で合格できるか
社労士試験に独学でチャレンジしようとする方は、たくさんおられると思います。
もちろん、独学でも、合格は可能ですが、できるだけ、予備校を利用することをオススメします。
理由は、独学だと効率が悪いからです。
自分だけで勉強をすすめると 誤った勉強方法や、必要以上の事を憶える事になってしまいます。
予備校を選ぶ時は、受けようとする講義の講師が自分に合ってるかが重要です。
各予備校の無料動画を見て、自分が一番しっくりくる先生を選びましょう。
択一式問題をおろそかにしない
択一式が合格基準点取れるようになっても、択一式問題も続けてください。
僕も、択一合格点に近づいてきた時、選択式ばかりに重点を置き、翌年の択一試験の点数が下がってしまいました。
社労士試験は、バランスがとても大切です。
全科目、択一式、選択式すべての基本を幅広く学習するのが一番の攻略法です。
社労士 試験選択対策 まとめ
社労士試験は、選択式の攻略がカギ
選択式の勉強開始は、最初から選択式を意識してから勉強
本格的には択一合格ラインに達してから開始
選択式問題集のおすすめは
- 資格の大原 解いて覚える!社労士 選択式トレーニング問題集
- TAC 社労士合格のツボ
- 合格革命 社労士 4択式問題集 比較認識法(R)で選択対策 2024年度